小鹿田焼・黒木富雄(昌伸)窯から

新年は小鹿田焼・黒木富雄(昌伸)窯から新着品を並べています。

いくつかご紹介します。

 

富雄さんの尺四寸皿。

富雄窯からの大皿は珍しいかもしれません。

熟練の仕事、堂々とした存在感。

上下に流された透明感のある青地釉と飴釉、

そして白化粧された肌も、強く焼かれていて綺麗です。

 

 

伏せ合わせ皿。

縁同士を重ねて窯の中に積むことからこの名前になりました。

縁の部分は素焼きになっています。

焼かれる際、内側が密閉されるためか還元がより強くかかるようです。

ウス青(緑)がややくすんでいて、渋い雰囲気。

比較的平たいので、洋皿や菓子皿としても使えそうです。

 

昌伸さん定番のマグカップ。

大きすぎず小さすぎず、ちょうど良く手に馴染みます。

小鹿田ならではのシンプルな技法で装飾されていますが、

モダンで良い雰囲気です。毎朝使いたくなります。

 

 

昌伸さんのピッチャー。

強く焼かれて飴釉が赤茶色に。

掛けられた青地釉も流れて面白いです。

 


新年あけましておめでとうございます

 

新年明けましておめでとうございます

 

旧年中のご愛顧に厚く御礼申し上げます。

今年ももやい工藝は日本全国を巡り、

優れた手仕事を皆様の元にお届けすべく、

スタッフ一同邁進してまいります。

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


年末年始の営業について

 

気が付けば2017年も残りわずかとなってしまいました。

年末年始の営業についてご案内です。

年内は28日(木)まで、年明けは5日(金)より通常通り営業いたします。

 

 

店の昨日朝の様子です。

深夜に降った雨のせいか、紅葉が一斉に葉を落とし始めました。

鎌倉もいよいよ冬本番、の合図でしょうか。

関東の中でも比較的暖かい気候の鎌倉は、

今の時期でも(ギリギリ)晩秋の紅葉を楽しむことができます。

 

あったか展は年内最終日まで延長中です。

どうぞお出かけください。


【一品紹介】小鹿田焼・柳瀬晴夫窯トビカンナ七寸皿

柳瀬晴夫窯の7寸皿。

 

 

見込みの中心と縁を白化粧せず、地の色とのコントラストをつけた上に、

深く入った飛び鉋が力強い印象を与えています。

何よりも、還元炎で強く焼かれたことによって、

地の色がグレーがかり、さらに印象強さが増しています。

 

飴釉のものもあります。
こちらも力強い魅力的な焼き上がりです。

2018年「日本の手仕事カレンダー」が発売されました!

毎年ご好評頂いている「日本の手仕事カレンダー」、

2018年版を明日から発売します!

 

 

「民藝の教科書」や「日本の手仕事をつなぐ旅」の表紙や挿絵でお馴染みの

小田中耕一さんの型絵染による、簡素で温かみのある意匠を取り入れ、

毎日眺めるのも、毎月めくるのも楽しみなカレンダーです。

 

 

12ヶ月を一枚に仕立てたポスター型(B3サイズ)もございます。

(図案は卓上型とは別のものです)

 

卓上型600円、ポスター型300円(いずれも税別)です。

数には限りがございます。どうぞお早めに!

 

メールにて通販も承ります。

また、法人様を対象に卸売も承っております。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 


仕入れ日記 2017年9月14日 読谷山北窯 松田共司工房 宮城工房

読谷山北窯へ仕入れのために窯出しに行ってまいりました。

台風18号の影響で雨や風が強い中での窯出しです。

 

窯の皆さんは「これぐらいだったら大丈夫ですよ」と、

いつも通りに窯出ししたものを工房に並べていました。

 

共司さんの工房の様子です。

皿やマカイなどの器が多い半面、カラカラやチューカーなどの

立体的なものはいつもより少ない印象でした。

 

様々な技法で美しいものがたくさん生まれていました。

 

「今回は八寸皿と七寸皿をたくさん挽きました」と共司さん。

その中でも眼を引いた、イッチン葉紋の皿を持ってもらいました。

スピード感のあるイッチンでの絵付け。

地の部分が赤茶やオリーブグリーンに窯変し、見所がたくさんあります。

 

手前に見えるのは、共司さんが古典をうつしたという鉢と皿です。

「一所懸命昔のものに近づけようと作るんだけど、

 見込みの広さや外から見た形とか難しいねー」

毎窯何か古典に挑戦し、学ぼうとする共司さんです。

 

そして、宮城工房も量は少ないですが、

宮城さんらしい骨格のある皿や力強いイッチン唐草の絵付けなど、

美しいものを選んできました。

 

今回の窯出しのものは、11月にもやい工芸に並ぶ予定です。

ご期待ください。


仕入れ日記 小鹿田焼共同窯(黒木富雄(昌伸)窯、黒木史人窯)後編

そんな中、共同窯(黒木富雄(昌伸)窯、黒木史人窯)の窯出しです。

豪雨の影響で半月ほど遅れての窯焚きでした。

ちょうど台風の接近と重なり、強風が吹いた為に火が暴れたそうですが、

上がりにはそれほど影響なさそうです。
他にも個人窯の坂本義孝窯が窯出しをしており、こちらも上がりは上々の様子でした。

普段と変わらぬ窯出し、やはり出て来たものを見ていると元気をもらえます。

 

使い勝手の良い皿やカップ、鉢など、小鹿田らしい普段使いの器を中心に、

選んで来ました。入荷をどうぞお楽しみに。

 

坂本正美窯へ立ち寄ると、修理された唐臼がいつものように音を鳴らしていました。

健一郎さんも次の窯に向けて作り始めています。

 

坂本浩二窯も同じ。

このところ復興に向けた打ち合わせが多いそうで、

なかなか仕事が出来ないと浩二さんは嘆いていましたが

そんな中でも時間を見つけては、ロクロを廻します。

 

小鹿田は着実に前に進んでいます。

完全復活までにはまだ長い時間がかかるかもしれませんが、

応援していきたいと思います。


仕入れ日記 小鹿田焼共同窯(黒木富雄(昌伸)窯、黒木史人窯)前編

8/10から11にかけて、小鹿田焼共同窯の窯出しに行って来ました。

 

豪雨があったのが先月7/5。それから1ヶ月余りが経ちました。

唐臼が流されたことや、採土場が崩れたことは聞いていましたが、

実際はどうなのか…小鹿田の皆さんはどうしているのか。

ずっと心配でした。

 

日田市内から小鹿田へ向かう道に入り、しばらく進むと

小野地区の大規模な崖崩れの現場があります。

あまりにもな状況に言葉が出ません。

道は仮復旧され、交互通行で開通している状況です。

濫りに立ち入るような場所ではないことを認識させられます。

その後の道も、至る所で崩落していたり路面のアスファルトが

剥がされていたりという状況です。

 

小鹿田に入り、まず柳瀬朝夫窯へ。

一番被害がひどいと聞いていました。

唐臼の小屋の内部。

コンクリート柱の高さまで土砂や流木が入ったそうですが、

ボランティアの皆さんの力を借りてなんとか綺麗になったそうです。

 

中央右手が、唐臼を動かすための水路です。

川から取水する堰が損壊し、土砂が流れ込んだため

唐臼が動かせる状況ではありません。

(水路の土砂はその後ボランティアの皆さんにより除去されました)

 

この他にも、坂本工窯、坂本浩二窯、坂本正美窯の唐臼が流されたりしています。

流されていなくても、流木が当たるなどしたために壊れてしまったり、

水路の底に土砂が入ったためにうまく動かないなどの状況があるとのことです。

 

(後編へ続きます)

※手仕事フォーラムブログにも同内容でアップ予定です


仕入れ日記2 沖縄 読谷村北窯 松田共司工房 宮城工房

今回共司さんがつくった、白い按瓶を持ってもらいました。

白掛けのみにしたことで、形の良さや技術の高さが際立ちます。

 

 

722()からもやい工藝で始まる「涼夏の会」用にも、少し選んできました。

会に間に合うように、一足早先に届けてもらいます。

宮城工房も焼きあがりが良い物を、沢山選びました。

こちらも「涼夏の会」用にアイスクリーム入れ(古典の高盃に似ている)や

いっちんのアイスペール、その他宮城さんらしい深い呉須の皿など

夏らしいものを送りました。

「涼夏の会」に選んだもの以外は、8月にお店に出してゆこうと思います。

どうぞご期待ください。


仕入れ日記1 2017年6月29日 読谷山北窯 松田共司工房 宮城工房

読谷山北窯へ、仕入れの為に窯出しに行って参りました。

1週間前に梅雨明けした沖縄は、青空が広がり、

ガジュマルやオオタニワタリなどの植物が

強い日差しの中で生き生きと輝いていました。


工房に着くと、窯から工房に次々とやちむんが運び込まれ、

親方の指示のもと、種類ごとにきちんと並べられてゆくところでした。

チームワークが良いので、無駄の無い動きです。

今回は酸化のものが多く、特に絵付けのものが美しい焼き上がりでした。
・普段使いに良さそうな藍唐草のお皿や二彩葉紋のマカイ、

 藍点打のマカイなどの美しいものが沢山あります。

・手前に見えるのは、共司さんが今回つくったという古典写しの湧田カラカラ。

 全体の形のバランスの見事さに加えて珊瑚礁を混ぜたという

 陶土の素焼きの部分に登り窯の炎が当たり、

 赤く窯変しているところが見所の一つとなっています。

 



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