仕入れ日記 2017年9月14日 読谷山北窯 松田共司工房 宮城工房
読谷山北窯へ仕入れのために窯出しに行ってまいりました。
台風18号の影響で雨や風が強い中での窯出しです。
窯の皆さんは「これぐらいだったら大丈夫ですよ」と、
いつも通りに窯出ししたものを工房に並べていました。
共司さんの工房の様子です。
皿やマカイなどの器が多い半面、カラカラやチューカーなどの
立体的なものはいつもより少ない印象でした。
様々な技法で美しいものがたくさん生まれていました。
「今回は八寸皿と七寸皿をたくさん挽きました」と共司さん。
その中でも眼を引いた、イッチン葉紋の皿を持ってもらいました。
スピード感のあるイッチンでの絵付け。
地の部分が赤茶やオリーブグリーンに窯変し、見所がたくさんあります。
手前に見えるのは、共司さんが古典をうつしたという鉢と皿です。
「一所懸命昔のものに近づけようと作るんだけど、
見込みの広さや外から見た形とか難しいねー」
毎窯何か古典に挑戦し、学ぼうとする共司さんです。
そして、宮城工房も量は少ないですが、
宮城さんらしい骨格のある皿や力強いイッチン唐草の絵付けなど、
美しいものを選んできました。
今回の窯出しのものは、11月にもやい工芸に並ぶ予定です。
ご期待ください。