仕入れ日記 小鹿田焼共同窯(黒木富雄(昌伸)窯、黒木史人窯)後編
そんな中、共同窯(黒木富雄(昌伸)窯、黒木史人窯)の窯出しです。
豪雨の影響で半月ほど遅れての窯焚きでした。
ちょうど台風の接近と重なり、強風が吹いた為に火が暴れたそうですが、
上がりにはそれほど影響なさそうです。
他にも個人窯の坂本義孝窯が窯出しをしており、こちらも上がりは上々の様子でした。
普段と変わらぬ窯出し、やはり出て来たものを見ていると元気をもらえます。
使い勝手の良い皿やカップ、鉢など、小鹿田らしい普段使いの器を中心に、
選んで来ました。入荷をどうぞお楽しみに。
坂本正美窯へ立ち寄ると、修理された唐臼がいつものように音を鳴らしていました。
健一郎さんも次の窯に向けて作り始めています。
坂本浩二窯も同じ。
このところ復興に向けた打ち合わせが多いそうで、
なかなか仕事が出来ないと浩二さんは嘆いていましたが
そんな中でも時間を見つけては、ロクロを廻します。
小鹿田は着実に前に進んでいます。
完全復活までにはまだ長い時間がかかるかもしれませんが、
応援していきたいと思います。