仕入日記 沖縄読谷山北窯 松田共司工房 宮城工房
まだ梅雨明けしない蒸し暑い沖縄へ、仕入れのために窯出しに
行ってまいりました。気温も湿度も高い中、北窯ではまだ熱を持った
登り窯でやちむんの窯出しが始まっていました。
今回の松田共司工房のやちむんは、焼きも安定していて、藍唐草や
葉紋など絵付けの美しいものが沢山生まれていました。
その中でも共司さんに注文して作ってもらった8寸ワンブーは
美しく、目を引きました。
共司さんに白掛けのみのワンブーを持ってもらいました。
以前、壺屋で目にした古作のワンブーと変わらない力強く美しい形。
碗の部分がおおらかさをもって立ち上がり、かっちりとした縁が全体の
形を締めています。絵付けが無い物ですが、かえってその形の美しさが、
共司さんの腕の確かさが見えます。
「これはよく出来たねー。うれしいよー。」と、共司さんも笑顔です。
宮城工房の物も、いつもどうり素朴で力強く、焼き上がりも美しい物を
選びました。
今回の窯出しの物は9月にもやい工藝の店頭に並びます。ご期待ください。
共司工房、宮城工房共に、7月に開催する「もやい工藝・涼夏の会」用にも
涼しげなものを選びました。一足先に、こちらも是非ご覧下さい。